目次
① 年頭に寄せて … 上遠野純子
② 新設された企画管理局の活動について … 道又顕
③ 研修会参加:認知症リハビリテーション研修会に参加して … 大嶋貴子
④ 職場紹介:ないとうクリニック通所リハビリテーション … 市村敦
⑤ 活動紹介:新聞バックで生きがい支援 … 小林真弓
⑥ イクメン・イクママより:育児と仕事と … 新妻純一
⑦ イクメン・イクママより:子どもの笑顔を育むために … 木川田紗千枝
⑧ つぶやきコーナー:怪我の功名(?) … 早坂順子
① 年頭に寄せて
一般社団法人宮城県作業療法士会 会長 上遠野純子
新年あけましておめでとうございます。旧年中は会員の皆様には大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。まもなく東日本大震災から4年の月日が過ぎようとしています。震災後の会員の皆様の心の復興は、震災前の状態と比べてどのくらいまで実現されているでしょうか。震災が私達に残していったものは何だったでしょうか。私たちはあらためて立ち止まり、考えてみる必要があるかもしれません。
さて、宮城県作業療法士会の26年度の年度初のニュースにも書かせて頂きましたが、本年度の活動のキーワードを以下のように掲げました。「連携」、「人材育成」、「啓蒙」、「組織力強化」です。対象者の地域包括ケアの実現のありようには、多職種連携のもとでの支援の形と積極的な民間資源の導入が礎になるものと考えます。そのためにも私たちは多職種が集う場で、お互いにその専門性を尊重しながらも、いかにして連携を深めていくかを、またそこで我々作業療法士がどのような役割を果たすべきかを、ある程度明確にしておかなければならないと思います。継続的な応急仮設住宅での支援活動では、領域を超えた幅広い知識と技術、即応力と実践力を兼ね備えた会員の皆様の活動を、地域の保健師さんたちは高く評価をして下さっています。県内の作業療法士の仕事ぶりに多くの方々が関心を寄せて下さっていることを私たちは忘れず、地域で活き活きと作業療法を展開していきましょう。また、啓蒙活動については、昨年末ホームページをリニューアルし、より見やすく、会員をはじめとする様々な方々の情報発信のツールとして利用しやすいものになるよう意識しました。広報活動の充実は、将来的にはより良い人材の確保に繋がっていくことですので、これからも作業療法士の仕事のありようを丁寧に表現していけるようなツールにして参りたいと思います。
最後に私の個人的なことを少しお話しさせて頂きたいと思います。私が県士会長の役割を拝命しまして今年度で3期目、6年という時間が過ぎました。この間全国作業療法学会の運営や法人格の取得、東日本大震災による士会活動の停止とその後の活動の再開までの道程、避難所や仮設住宅への復興支援活動、30周年記念事業など、いずれも多くの会員の皆様のご協力とご支援がなければ実現しなかったことです。私は決して、牽引力があるわけでもなく、先を見越した見識を持っているわけでもなく、ただただ、前任の佐藤会長をはじめとして、私自身を導いて下さった諸先輩から教えて頂きたことを、若い人材につなげていくための活動をこの県士会の中で実現して来ました。ただ今後は現状に妥協せず、何事にもチャレンジする姿勢を持ち、失敗を恐れず、粘り強く物事に取り組むことが出来る作業療法士の姿とパワーを感じる県士会活動を、会員や世の中にアピールしていかなければならないと思います。そのようなことが実現できる組織作りを、私の県士会活動での最後の仕事にして行きたいと考えている次第です。どうぞ本年もよろしくお願い致します。
② 新設された企画管理局の活動について
企画管理局 局長(第一副会長兼任) 道又顕
県士会会員の皆様、新年明けましておめでとうございます(このニュースを見る頃には2月の後半になっているとは思いますが、平成27年の初のニュースとなりますので)。今年も宜しくお願いします。
企画管理局は平成25年の定期総会において承認され昨年度の後半より活動を開始しました。企画管理局が創設された背景として、県士会員の増加に伴い多様化してきた県士会活動を全体的に把握しきれていないこと、新規事業に係る企画、調整をする部局がないことがありました。現在は企画管理局の中に企画調整部、地域支援班、特別支援教育班があります。企画調整部は14名、地域支援班は6名、特別支援教育班は7名で活動しております。以下にそれぞれの活動内容をお伝えします。
・企画調整部
2か月に一回程度の頻度で会議を開催しています。今年度の活動としては会全体の中期・長期事業計画の立案のため「事業計画書」の刷新を図りました。各局・各部が次年度の事業計画を効率よく立案できるように活用をすすめていきます。今後の活動として、県士会の事業の効果や効率を検討するために、事業実施後の報告書のフォーマットと研修会実施後に実施するアンケートのフォーマットを作成中です。また、引き続き新規事業に関する企画調整を進めていきたいと考えています。
・地域支援班
皆様は「地域包括ケアシステム」を知っていますか?これは「重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステム」のことです。日本の政策により厚生労働省において、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に構築を進めているところです。このシステムの中で作業療法士に求められていることがあることを皆様はご存知でしょうか?地域支援班では今年の1月から各ブロックを訪問しこのシステムの説明をはじめたところです。会員の皆様とこのシステムの理解を共有し、作業療法士に求められている役割と県士会としてどのようなスタンスで取り組んで行こうとしているかを共有していきたいと考えております。ブロック会にお邪魔したときには宜しくお願いします。
・特別支援教育班
「特別支援教育」とは、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものです。特別支援教育班では来年度の特設委員会化に向けて①人材育成および県士会員の資質向上、②外部専門家事業の整備、③宮城県士会内に特別支援教育を含む包括的発達支援相談窓口の設置、の3つを基本構想とし次年度へ向けて具体的な事業計画を立案しているところです。
以上、企画管理局の活動について皆様に報告しました。上記の部・班についてはいつでも一緒に活動して頂ける方を募集しています。興味のある方はいつでも連絡を下さい。お待ちしております。
③ ◆研修会参加◆ 認知症リハビリテーションに参加して
介護老人保健施設いずみの杜 大嶋貴子
私は認知症のある方々に対する作業療法に大変関心があり、昨年12/22・23に開催された作業療法重点課題研修 認知症リハビリテーション研修会に参加しました。
研修会の主な内容は、認知症リハビリテーションを取り巻く昨今の社会情勢や協会の取り組み、在宅・家族支援、認知症リハ料、認知症リハ・認知症短期集中リハの実践、認知症リハ計画書についてと、大変充実したものでした。その中で、OTとしてのアセスメント能力とどうすればその方のできないことができるようになるのかを常に考えるということの重要性を痛感しました。BPSDはじめ、その方の反応として顕在化している部分だけではなく、いかに潜在化している部分もアセスメント出来るかがOTとしての力の見せ所であるというお話に、関わらせていただいている利用者様の顔を思い浮かべながら日頃の臨床を具体的に振り返る機会となりました。計画書の書き方に関する講義では、評価や目標に関してより具体性が求められていることを学びました。特に、地域包括ケアシステムの中ではICFの活動・参加に焦点を当て、OTの働きかけが十分に出来ているのかが問われているということでした。認知症のある方々が地域生活を営み続けるためにOTが早期から果たすべき役割が大きいことを再確認できました。
現在、私は老健内での勤務となっていますが、地域包括ケアシステムやオレンジプランといった社会情勢的な側面にも常に関心を持って内容を理解し、OTの立ち位置や役割を確認することも重要だと感じました。また、日々の臨床では、その方らしい在宅生活を継続するために必要なアセスメントと、実施するプログラムが活動・参加レベルの何を改善したのかということを常に意識したいと改めて感じました。
全国からお越しいただいた先生方のエネルギッシュなお話に、とても刺激を受けた2日間でした。今後、OTの効果をしっかりと示しながらも、多職種協業でその方らしい生活を支援していけるよう、日々の臨床を頑張りたいと思います。
④ ◆職場紹介◆ 医療法人社団静実会 ないとうクリニック通所リハビリテーション
市村敦
【施設紹介】
当法人は仙台市茂庭の地に平成7年より「ないとうクリニック」を開業しておりましたが、平成26年4月に「通所リハビリテーション」と仙台市でも初めてとなる「複合型サービス」の機能を加え、「ないとうクリニック複合サービスセンター」としてオープンしました。以下は駆け出したばかりの通所リハビリテーション事業所の紹介となります。
・一日定員数
15名
・サービス提供時間
9:30~16:15(6時間45分)営業日は月曜から土曜で祝日も稼働しています。
・サービス提供地域
仙台市太白区、青葉区の一部
・スタッフ数
PT1名、OT1名、ST1名(非常勤)、ケアスタッフ4名、看護師2名(クリニック兼務)
・主なサービス提供内容
健康状態の確認、入浴介助、個別リハビリ、各種レクリエーション活動
・リハビリ内容
身体機能、認知機能、ADL等の評価と練習、ご自宅を訪問して環境面の評価と環境調整(福祉用具の紹介、フィッティング)
・対象疾患
利用者様の持つ疾患は様々で、疾患による受け入れ制限などは特にありませんが、通所施設なので車いすで移動できる方が対象となります。リハビリを必要としている方であれば、できる限り受け入れております。
【通所リハの紹介】
当事業所は、利用時間が6時間45分と比較的長いため、個別リハビリだけでなくレクリエーション活動などを取り入れながら、日中の時間を楽しんで過ごしていただけるよう、工夫しながらサービス提供をしています。
また、当事業所の特徴としては運動機能の障害だけではなく失語症や嚥下障害などにも幅広く対応できるよう、リハビリテーション専門職3職種を配置しております。利用者様全般にいえることですが、運動機会が減少していることで身体に様々な不調をきたしている方が非常に多いため、リハビリでは動く機会を提供しながら、ご自身の身体状況を把握してもらい、最終的にはご自宅でも運動を継続できるようにすることを心がけながらリハビリ内容を検討しています。
当法人の理念には【「住み慣れた町でなじみの関係を大切にその人らしく自由に生活していただく」を推進します。】のフレーズがあります。この理念をモットーに茂庭の地になくてはならないようなものになれるよう頑張っていきます。
<住所>
〒982-0252 仙台市太白区茂庭台3丁目30番30号
※茂庭台団地北口の交差点にある鉄骨造り2階建ての建物です。
TEL 022-796-6943 FAX 022-796-6944
⑤ ◆活動紹介◆
今号より皆さんの作業療法の成果を気軽に発表していただける場として新コーナー「活動紹介」をはじめました。病院や施設で取り組んでいる活動や患者様・利用者様の作った作品等を写真とともに掲載していければと思います。第1回目は、介護老人保健施設なとりでの取り組みをご紹介します。
新聞バックで生きがい支援
介護老人保健施設なとり 小林真弓
当施設では、入所・通所利用者に対する生きがい支援のための作業療法の1つとして、新聞バッグ作りを行っています。高知県の四万十で環境保護活動の一環として始まった新聞エコバッグを“海の手山の手ネットワーク”の方から職員が教わり、利用者様と一緒に作成しています。このバッグは、新聞と糊だけで作るため、環境に優しく、意外と丈夫です。また、選んだページや折り方のセンスで、新聞とは思えないとても綺麗な作品に仕上がります。工程は少し複雑ですが、「取手作り」や「書道でメッセージを書く」等、工程を分けることで、1人では難しい方も、それぞれの能力を活かしながら協力して1つの新聞バッグを完成させることができます。
今年度の夏祭りでは新聞バッグコンクールを開催しました。お酒が大好きな方は、お酒がたくさん並んだ作品、ひ孫と仲良しな方は、ひ孫に似た子供の笑顔が可愛い作品を出品される等、展示コーナーには利用者様の個性が光る素敵な作品がたくさん並びました。
新聞バッグは、ソーシャルビジネスとしても展開されており、新たな雇用の創出にも繋がっています。当施設においても、生きがい支援に加えて、利用者様の社会貢献の支援に繋げていければと考えています。
⑥ ◆イクメン・イクママより◆ 育児と仕事と
介護老人保健施設なとり 新妻純一
記事の依頼を頂き、イクメンについて調べてみると“育児を楽しむ男性”“育児を積極的に行う男性”とありました。私が積極的に育児に取り組んでいるかは分かりませんが、1つのケースとして読んでいただければ幸いです。
私は介護老人保健施設なとりに勤務しています。昨年からは主に系列のデイケアやデイサービスへ出向して訓練等に携わっています。出向先のデイサービスではリハ職員がいないため、自分自身の動きや職員との関わり方などについて上司からアドバイスを頂きながら試行錯誤している状況です。
家では専業主婦の妻と2歳7ヶ月になる息子の3人で暮らしています。子供は、2歳を過ぎ、少しずつ自分で出来ることが増えてきた反面、まだまだ難しいことでも“自分で”と言って挑戦しています。良いことですが、そこは魔の2歳児と言われる時期、こちらが手を出し過ぎると“イヤ!”と逃げ、挙句に“自分でできなかった…”と寂しそうに言われてしまいます。その為、こちらが一方的に手伝ってしまうのではなく、子供にやり方を教えつつ、少しでも自分で出来たと感じられるような関わり方を心掛けています。これを繰り返すうち、子供が自分で出来るようになった時の誇らしげな様子は私まで嬉しくなります。
この取り組みと達成感という一連の流れはリハビリにとって大事なことですが、子供との日々の関わりの中でその大切さを改めて感じ、仕事においても以前よりも意識するようになりました。
仕事をしていると子供と関わる時間は限られますが、それでも負担に感じることがあります。関わる時間が長ければ長いほど負担感も強まるかと思います。子育ての大部分を受け持ってくれている妻に感謝しつつ、出来るだけ子供と過ごす時間を持ち、3人で少しずつ成長していければと思っています。
まだまだ寒い時期が続きますので、皆さんも体調に気を付けて育児に取り組んで下さい。
⑦ ◆イクメン・イクママより◆ 子どもの笑顔を育むために
川崎こころ病院 木川田紗千枝
今回、自身の経験談を紹介することで、少しでも励みになる方がいればと思い引き受けさせて頂きました。また、日頃から育児中の方々を支えて下さっている皆様にも感謝しながら書き記したいと思います。
私は、今年で7年目になる作業療法士であり、2歳半の娘がいる1児の母です。育休を1年頂いて仕事に復帰し、病院にて精神科病棟を中心に働いています。
娘は保育所に預けていますが、体調を崩すことが多く、その場合は主に自身が休みを頂くか、実家の協力のもと働いています。慣らし保育を終えて仕事に復帰しようとした初日は、見事に娘の熱発から始まりました。その後も、月に1度は必ず体調を崩し、数日入院したり、夜通しの看病が続いた日もありました。
ですがそんな娘も、最近になってようやく体調を崩さなくなり、だんだんと生活が安定し始めてきたように思います。育児中の先輩方からは、「3歳を超えれば体調を崩すことは殆どなくなるから、それまで頑張って」という言葉をよくかけてもらっていましたが、娘もその言葉に当てはまりつつあるように思います。
今、私自身が働き続けていられるのは、職場の理解や協力がとても大きいです。迷惑をかけることが多いのに関わらず、娘の体調を気にかけるなどの暖かい言葉を頂いたり、負担が少ないように仕事の内容や環境を配慮して頂いたりととても感謝しています。
また、家事と育児に協力的な夫や実家の家族にも大分助けられています。仕事で残りたい時や学会に参加したい時などには、保育所の利用だけでは限界があるため、やはり周囲の協力が不可欠になっています。働きたくても働く環境や状況に厳しい方々がたくさんいることを考えると、自分は本当に周囲の方々に恵まれているのだと思います。
そして最後に、私の個人的な考えですが、家事・育児・仕事は個人だけで両立できなくても良く、社会全体で両立できれば良しとしたいと思っています。子供にしてみれば、全てを1人で両立できるパパ・ママでなくて良いのです。子供は、ただ、ただ、笑顔で安心感をくれるパパ・ママでいて欲しいのです。そして、それが子供の笑顔を育む一番の源なのです。どの職場も、直接的に子に関わるだけを子育てとせず、社会全体で子を育くむことを子育てとしていく環境になっていくことを願いたいと思います。
⑨ ◆つぶやきコーナー◆ 怪我の功名(?)
東北薬科大学病院 早坂順子
いやあ骨を折った。いや折れた。マジで。
大晦日、自宅で神棚の大掃除中、もはや終わるという頃に脚立から落ちた。瞬間、右膝がしこたま痛かったもののほんの数分で歩くことはできた。なーに湿布を張っておけばと、年の瀬のお酒もたらふく味わった。翌朝、膝の腫れ具合を見ていやな予感。元旦早々、当番医に出向き「それなりのトラブルはありそう」とシーネ固定され、文字通り寝正月となった。
休み明け、右脛骨近位部後方の骨折が判明、ギブスと両松葉杖、車椅子の生活が始まった。
今まで病気らしい病気、怪我らしい怪我もせず、病院に勤務してきた。こうなってはやれる仕事はほんの僅かだがこれも性分、継続出勤を決意したが、文字通り患者の身になって感じることの多いこと多いこと。
重い扉を開閉する大変さ、狭いトイレ、邪魔なケーブル、何より片足免荷で両松葉杖では物が運べない。朝の1杯目のコーヒーは缶コーヒーになった。物を落としても満足に拾えない、人に頼むのも忍びない、予想はしていたが不便なことこの上ない。年のせいか今まで使ったことのない筋肉や関節を過用し、最初はあちこちに湿布を張っていた。いやあ皆こんなしんどい思いをしていたのかとつくづく身に染みた。今までこの手の患者の話を「そういうことあるよね~」と時に聞き流していたような自分を反省し、「大変だよね」と簡単に言う前にちゃんと話を聞こうと今更ながら思った。
思わぬ怪我に閉口する中、60~70代の男の担当患者が「今度は俺がリハビリしてやっから!」「今日送ってやるか?」と気さくに声をかけてくれて精神的には随分救われた。またある時は、外来のリウマチ患者に「こう言っては不謹慎だけど、なんだかちょっぴり嬉しいわ。」と外来の輪(?)に取り込まれたり、ある時は、以前担当した患者からの電話に思わずこちらの近況と不便さを話すと「いやあ俺、今から先生と飲みたい気分だわ。」と妙に親近感を持たれたりで、かえって今まで聞いたことのない様々な思いを聴く事ができた。
患者になってみて今までとは違う意味で、人の話し方、声色にも敏感になった。
患者との共感とか傾聴とか、口でいうのは簡単だが、その人のコンデションや感情の在り様に左右され易く難しい。ただ、何よりもそうありたいと思う姿勢そのものが相手に伝わるものだという気がする。上っ面の言葉や行為はすぐに見抜かれるからご用心。患者が気づかぬふりをしてるだけだと思った方がいい。
今はギブスも取れ1/3荷重となり、PTも受けている。1/3荷重って体重もわかっちゃうし、こんなことなら寝正月であんなに餅を食うんじゃなかったと後悔してももう遅い。
ホント患者って大変。とにかく早く良くなることだ。取り敢えず2月中旬の独歩が目標。
こうやって新年早々、身を以て患者の事を色々考えさせられたのも怪我の功名か、はたまた神棚のなせる業か。
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編集後記
今年度も残すところあと僅かとなりました。皆さん、新年度に向けて多忙な日々を送られているかと思います。この時期は別れだったり、新しい出会いだったりと環境の変化が多いかと思います。私もこの一年、共に働き支えてきてくれた仲間たちとの別れには大きな不安と切なさを感じます・・・しかし、その分新しい出会い(新人)に期待しながら春を待ちたいと思います!さて、お知らせ通知機能への登録はお済ですか?最新の研修会などの情報が随時メールで届くので便利ですよ!未登録の方はぜひ県士会のHPから登録してみて下さい。
中山