「太白区民まつり2024」宮城県作業療法士会への出展と感想 
 
                                宮城県作業療法士会 広報部
 
 10月20日(日)9:30~15:00、「太白区民まつり 2024」が開催されました。今年度も宮城県作業療法士会はブース出展をしました。担当は事業部での取り組みになります。当日は秋晴れのもと多くの来場者でにぎわいました。今回の県士会ニュースは切り口を変えて、我々作業療法士の報告ではなく、区民祭りに見学に行ってきた2名の作業療法科学生(専門学校仙台総合医療大学校 4年)の感想を掲載したいと思います。簡単ではありますが学生目線、あるいは一般見学者での報告となりました。写真は既に事業部からInstagramに投稿されていますのでそちらをご参照下さい。
事業部の皆様、企画、事前準備、当日活動とお疲れさまでした!
 
<K.Fくん>
 太白区民祭りで一般社団法人宮城県作業療法士会の活動を拝見させて頂きました。子供や若い方、ご年配の方まで幅広い年齢の方が活動に参加しており、作業療法士という職業について沢山の方々が興味を持っているのだと感じました。また、実際に車椅子の方など身体に障害がある方も参加、見学しており、作業療法士の方が自助具の説明をしている姿を拝見し、専門職として作業療法士が具体的に日常生活動作などその人らしい生活を送る為の支援がどのようなものかを考えることができました。
 宮城県士会のブースでは松ぼっくりを使用した「色々玉入れゲーム」や自助具を使用した豆つまみ、自助具の紹介、3Dプリンターの紹介などを行っており、幅広い方々が実際に活動を体験していました。玉入れや豆つまみなどの活動を実際に体験することで、身体機能の向上だけでなく、日常生活で普段行っている動作など応用動作まで幅広く支援できる職業であるとと、一般の方にもPRできる内容だなと思いました。自助具や3Dプリンターを使用した装具の作成などの説明では、作業療法士では身体の不自由さの改善を目指すだけでなく、患者様の負担を考えながら代償的な手段を選択し、身体の状況に応じた「その人らしい生活」を送る為の支援をすることができると改めて感じました。
 今回の県士会活動でリハビリテーションをあまり知らない参加者全員に作業療法について丁寧に説明している様子を見ました。地域や様々な方に寄り添った取り組みを行っており、より作業療法士のコミュニケーション力と魅力を感じることができました。
 今回、一般社団法人宮城県作業療法士会の皆様の活動を参加、見学させていただき、初めて知ることや改めて再確認できたことなどたくさん勉強になりました。私も作業療法士を目指す学生として、病院内の生活だけでなく、退院後の生活も見据えた患者様に寄り添った活動を提供できるような作業療法士になれるように日々、勉学や遊びに励んでいきたいと思います。また、協会や県士会でも活躍できる作業療法士になりたいと思いました。
 
<S.Sくん>
 太白区区民祭りでは老若男女問わず、多くの人たちが集まり賑わっており、作業療法を紹介するブースにも多くの人が集まっていました。会場では松ぼっくりを使用した体験型のレクがあり多くの子供達が並んで順番に楽しんでいました。また、リーチャーや食具の自助具を紹介しており、通りかかった人が足を止め実演している場面を写真に収める人もいました。また最先端の技術として3Dプリンターによる自助具作成の実演も行なっており、特に大人の方々が興味を示しており、車椅子で来られた方が「あれがあれば本当に便利になるよね」と話していたのが記憶に残っています。作業療法についてただ紹介するのではなく、関心を向けたくなるような切り口で紹介しており、子供から大人まで興味を持って作業療法について知る事ができる出展だったと感じました。
 今回、宮城県作業療法士会の活動を見学させて頂き、今回の出展は個人的に3Dプリンタには強く興味を惹かれました。また、作業療法の活躍する分野の広がりがまだまだ広がっていくと感じ、嬉しく思いました。これからこのようなイベントがあれば自主的に参加し、私自身作業療法が生かされる分野を色々な人に知っていただけるよう活動していきたいと考えました。また、作業療法士になった際には私もOT協会や各県の作業療法士会で活躍したいなと思いました。