宮城県立精神医療センターの富谷市移転・合築に関して宮城県作業療法士会としての対応を検討するために、会員の皆様を対象としたアンケートを令和5 年10 月30 日(月)から11 月17 日(金)まで実施しました。アンケートにご協力いただいた会員の皆様、誠にありがとうございました。
アンケートの回答率は全体が4%(38/927 名)。回答のあった各領域は、身体障害2%(10/510 名)、精神障害15%(13/87 名)、老年期障害5%(10/182 名)、その他23%(5/22名)となっております。
意見の概要ですが、北部エリアの精神医療について「新たな精神科医療のサービス環境の構築」「精神科救急の対応の迅速化」「宮城県の経済面の改善」が意見として挙げられていました。一方で、「移転による治療の中断」「環境の変化による症状の悪化」「地域との連携の断絶」「職員への負担による人材確保」という意見も挙げられていました。
これらの意見をふまえ、県士会としてどのような対応をしていくか理事からも意見を募り、今後の対応について検討した結果、「宮城県精神医療センターの移転に伴い、想定される患者・家族への不利益および当該地域における支援力の低下について、士会としてできることを継続して考えていく必要がある」という結論に至りました。今後は「宮城県内の精神科作業療法に関わりのある者による有識者会議」の立ち上げに向けた準備を進めております。なお、有識者会議に関する情報について適宜ホームページ等で公開いたします。
今後も県士会活動にご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
(1月29日掲載文書の回答率に間違いがありましたので、1月31日訂正致しました。申し訳ございません)