① 第23回宮城県作業療法学会を終えて
第23回宮城県作業療法学会 会長 小野咲子
第23回宮城県作業療法学会は2022年12月10日~25日のWeb開催を無事に終えることが出来ましたのでご報告させていただきます。
参加者数は165名(宮城県士会員113名、他県士会員6名、非会員1名、学生45名)でした。アンケートにご記入いただいた方は59名、回収率は35.8%でした。
コロナ禍のWeb開催も3回目です。実行委員7名と県士会学術部学会班の先生方の後方支援をいただきながら、ホームページや視聴動画の編集など業者に依頼せず、ゼロから作り上げてきました。参加者が視聴する手段もPC・タブレット・携帯と多様化している中で、分かりにくく見づらい画面もあったかと思いますがご容赦ください。
今学会の大きなテーマを「知ってほしい!まだあなたが知らない作業療法」と掲げ、宮城県内に勤務されている一番身近な作業療法士の先生方にご講話いただくプログラム構成としました。小児領域のプログラムを組み込めなかったのは残念でしたが、これだけ県内には多様な働き方をしているOTがいることを皆さんに知っていただく機会が出来たことは実行委員として本当に良かったと思っています。視聴者の皆様はどんな感想をお持ちになったでしょうか。また、「知っているようで知らない作業療法」「知っているけど実は進化をし続けている作業療法」など日々の臨床とは違う視点・感性を得られ、作業療法の可能性や作業療法を振り返るきっかけになったらば幸いです。
一般演題4題・事例報告5題と充実した演題数となりました。たくさんの演題登録があり非常に嬉しかったです。ただ事例報告に関しては、現職者共通研修の申請に必要な条件(Web開催の中で質疑応答、ファシリテーターの有無などへの対応)を満たすために、どのような方法があるのか何度も担当者に確認させていただき、無事に終えることが出来ました。演題登録数が増えると、学会も活発化するので発表者へのサポート体制や後押しが大事だと思っております。今回も後押しをしていただいた諸先輩方、ご協力ありがとうございました。
最後となりますが、特別講演の先生方はじめ、シンポジウム、ワークショップでご講話いただいた先生方、多大なるご協力にこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。