宮城県作業療法士会

お知らせ

県士会ニュースvol.174.2025.2.16

2025.02.16

「高校生に作業療法の魅力を伝えよう!」

企画調整部 櫻井直人

  企画調整部は新たな企画を計画→実行→実装化を図る部署です。本年度は高校生を対象とした作業療法士の職場体験(見学)機会の提供を行いました。作業療法士は魅力や良さがなかなか高校生には伝わらない仕事です同じコメディカルである看護師や理学療法士と比べても圧倒的に認知度が低い仕事です。皆様もご存じかもしれませんが、全国的に少子化の影響によって定員を割れている養成校も多くなっています。作業療法士の募集をしてもなかなか就職に繋がらない病院・施設も多いのではないでしょうか?そのため作業療法士の認知度の向上や、なり手を増やす活動として本企画を企画・実行しました。

 本年度は仙台市内の高校へ案内を送り複数の応募がありました。参加した高校生からは「実際に見学できたことで将来を想像しやすくなった」「作業療法士という仕事に魅力を感じ、モチベーションがあがりました」「すごく貴重な経験ができ、自分の将来のためになりました」などの声が聞かれ大好評でした。来年度は石巻地域でもこの企画を実行するべく準備をしております。   

 今後の部の方針としては、体験・見学(半日程度)の協力をいただける病院・施設を確保していきたいと考えています。3月頃に見学・体験施設へ依頼文書を、Googleドライブを使用した形でお送りする予定です。その際に、例えば「作業療法士がスポーツ分野に強い」「子供のリハビリの支援に力を入れている」「自動車運転のリハビリを行っている」といったセールスポイントや施設・病院の強みを教えていただければ幸いです。そのセールスポイント等を高校生が確認して、体験・見学をする病院や施設を選択できるように調整できればと思います

 最後に、これからの時代は益々多くの方に作業療法が必要になっていくと思っております。その際に世の中に作業療法士がいない状況にならないためにも職能団体として皆さんで挑戦しませんか?未来の仲間たちへの思いを込めて、皆さまご協力どうぞよろしくお願いいたします。

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