【2024年度の社員総会を経て思うこと】
宮城県作業療法士会 副会長 淀川 裕美
6月1日(土)の午後より、東北保健医療専門学校を会場に2024年度の宮城県作業療法士会社員総会が無事に開催されました。
代議員制の導入により、委任状を含む参加者は33名と士会の役員となりましたが、事前の聴講申し込みにより4名の会員が当日のweb視聴をされました。
昨年度より、様々な対面企画が再開されると同時に、コロナ禍で得たICT活用による効果的な情報共有や活動の在り方が常に検討されてきました。そのような背景も踏まえ、大内会長より、今年度の活動方針として「教育について」「作業療法士の地位の向上および社会貢献の促進について」「組織力の強化について」を具体的にお話しされています。
教育の質的向上と機会の促進により、社会貢献が果たされ、また、その過程が組織力強化の一助となるのだと感じます。更に、その繰り返しの中で、作業療法士の地位向上が図られて行くものなのだと思いました。
これまで、多くの人がそれぞれの見識を元に意見や行動を以って注がれた力が、今の宮城県作業療法士会の基盤になっていることを実感する機会でもありました。
同様に、私達が今注力していることは、何年か先の作業療法士会の基盤になり、会員個々の素地となることを、日頃から緊張感をもって意識をしなければならないのだと思っています。
私達を取り巻く社会情勢は日々変化を遂げており、作業療法士の養成教育で扱われる内容も、常に刷新されています。そのような背景を元に、参加をされた代議員の方からの御意見を受け、「現在の学生が養成校で学ぶ新しい情報を、研修や動画コンテンツ等を通して取り入れ、自身の見識も更新できる機会の創生」についても具体的に話し合われました。
距離感を感じない対面の機会であることも、多くの意見に触れていく大切な要因であると思います。温度感のある意見交換ができる在り方を今後も模索しながら、一歩ずつ歩みを進めたいと思います。これからもどうぞ宜しくお願い致します。